人生を楽しむ 2 [人生を楽しむ]
そんな叔母さんがガンになったのが2年前。もう歳のようです。Yさんは杉浦さんを呼ぶ事にしたそうです。杉浦さんは
「この先もっと長生きして楽しむ事も出来ますし、このまま安らかに死ぬ事もできますよ。あなたのやりたい事をしなさい」
と話をされ、おばさんは
「私の人生は本当に楽しかった。もう十分に生きました。このまま死のうかと思います」
と、打ち明けたそうです。
Yさんの話では、数日後、叔母さんは眠るように安らかに息を引き取ったそうです。実はこの叔母さんの死に方はとても貴重な事例らしく、介護の人が「ガンの方が死ぬのに、苦しむ事も無く、介護や周りの人の手も、気を煩わせる事も無く、こんな幸せな死に方は、そう有るものじゃない」との話。
後日、専門の方が来て、「貴重な介護の事例として、今後の介護の研究や学会での発表の為に、介護中の情報や介護データを譲って欲しい」と言われ、Yさんは快く承諾したとの事です。
大方の人は自分の死は選べないと思っているでしょう。どんな死に方をするのか選べないと思っているでしょう。大方の人は死ぬ準備が出来ていないのです。
死ぬ時には何もかも手放さなければいけません。物もお金も、地位も、名誉も、人も。全てと、お別れです。
自分のこだわりや、思い込みが手放せない人が、病気を長患いして、なかなか死ねないのではないのかと思います。「あいつだけは許せない」「やっておけば良かった」「この○○を人に取られるのではないか」「残った家族が気になる」、等と思いを残すほどに苦しむのではないかと思います。
死の直前まで元気に生きて、「ああ、楽しかった」と人生を終えようではありませんか^^
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