全て最良のことが起きている 3 [全て最良の事が起きている]

自分の観察日記を書いて、全てOKと思い直して良い睡眠をとる。全てOK。全て褒める。これだけでなにが変わるのでしょうか?
 
行動分析学でこんな実験がありました。あるお笑い芸人について、好きか嫌いかという調査を学生たちに行い、学生たちを好き派と、嫌い派に分けたのです。

好き派の学生達には、対象のお笑い芸人の改善すべき点をあげてもらい、このお笑い芸人がどれだけ悪いのかというレポートを書かせました。嫌い派の学生達には、対象のお笑い芸人を褒めてもらい、このお笑い芸人がどれだけ良いのかというレポートを書かせました。

その後、再度このお笑い芸人が好きか嫌いかのアンケートを採ったところ、60%以上の学生が、今までの考え方を変えてしまったそうです。好きになりましょうとか、嫌いになりましょうといった強要もなく、自らの考え方が変わってしまったのです。

面白いと思いませんか? 欠点を見て悪口を言えば、好きだったものが嫌いになり、良いところを見て褒めるだけで好きになってしまうんです。時間にして僅か1日で60%の人が変わったのです。

人間の記憶は、自分の解釈が含まれています。好きとか嫌いとか、良いとか悪いといったものは、自分にとって好都合か不都合かに過ぎないのです。ある物事に対して自分の解釈を付けただけです。それは自分の意志でいつでも変えられるということです。

大方の人が、何度も記憶を掘り返しては「あの時こうしていれば良かった」「あれは失敗だった」等と、それまでの思考に沿って記憶し直します。また他人から受けた誤解や、思い込みに対しては、一層強く記憶に引きずられてしまうこともあります。

多くの人が必要以上に気持ちを引きずって、時運や他人を責めているのかもしれません。そして過去の経験と記憶から「ダメかもしれない」「失敗するかもしれない」と、一回り小さな自己像を作ってしまうのです。

失敗の経験として記憶したものは、失敗の元になります。まずは自分自身をちゃんと評価してあげる一歩を踏み出すことです。「私もOK、あなたもOK」と、自分を好きになり、他人を好きになる為に、訳もなく全ての物事をOKと褒めるのです。

学生達は、読む、書く、記憶する、という具体的な行動を取っています。自分の観察日記を書いて、良い睡眠をとる事は、全てOKと思い直すために重要な要素です。

ノートには何を書いたって自由です。心の中は自由なのです。日々、自分が感じている事や思った事は、恥ずかしいことでもなんでもありません。決して書いてはいけない事もなく、咎められる事でもありません。

幸福であるかどうかを選ぶのは自分自身です。誰にも「私」の幸福を決めることはできないし、幸福を手放すのも受け入れるのも自分自身です。自分自身の心の有り様をそのまま認め、書いて、「ああ、ありがたい」と全てを受け入れて良い睡眠をとることです。

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瓶太郎

こんばんは♪
なかなか自分には厳しい評価しか出せませんね…。
スキューバダイビングをしていた頃を思い出しましたw
by 瓶太郎 (2010-07-15 21:57) 

ラッキーストライク

瓶太郎さん こんばんは
厳しい評価しか出せなくても、それで良いと思いますよ^^
以前にも「心が痛みます…」というコメントをされていましたが、自分の心に気づいたという事がとても素晴らしいんです。
多くの人が自分に気付かなかったり、気付いていても気付かない振りをして、これまでの人生を、これからも押し通してしまうのかもしれません。
まずはそのように自分に気付いて、気付いた心を認めてあげることです。それでOK。消してマイナスじゃない。と思い直すこと、そこから自分が転じていけるのですよ^^
スキューバダイビングをしていた頃に何を思い出したのでしょう? 興味津々です^^

by ラッキーストライク (2010-07-16 00:41) 

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