お金 8-1 [お金]

私の知人に喫茶店を経営している人がいます。たまに会って「お店の調子はどお?」なんて聞くと、よく愚痴が始まります。彼は「何かお客を呼ぶアイデアがないか」と、半分は相談、半分は口癖のように話します。新しいメニューを増やしたり、セットメニューを作ったりと、お代わり無料サービスをやってみたり、いろいろと工夫をしているようですが客足はあまり伸びていません。

「しょうがないよ。安いコーヒーショップがあちこちにあるし、ファミレスに行けば飲み放題だからね」と諦めるのも彼の口癖です。

その知人とスーパーで買い物をした時の事です。その日は特売日で、おにぎりと揚げ物が全て80円で売っていました。思わず「安いなあ」と私が口にしたとたんに、彼が「原価なんて知れてるよ」とか「大手は資本が」等とケチを付け始めました。お店が混雑して他人が自分の買い物の邪魔になる事や、レジに長蛇の列ができている事にもイライラして文句を言っていました。

思えば彼は、昔から人混みが嫌いでした。「その日は混み合うから別に日に」とか「土日は混むから平日に」なんて話をよくするのです。レジの列に並ぶと「こんなに客が居るのにレジが足りない」等と不満を言って、「そう思うだろ?」と私に同意を求め愚痴ります。

人は、自分が思考しているような人生を送るのです。彼はどんなに安い物を見ても「原価は知れてる」と常にケチをつけてしまいます。彼がどんなにコーヒーを安くしても、彼のお店に来る客は、そのコーヒーにケチをつけるのではないでしょうか。 多少高くても「美味しいコーヒーを飲めて良かった」と喜ぶ人は少ないのでしょう。そして、彼が混み合うことを嫌い、そう望んだ通り、彼のお店が混み合って繁盛するような事もないようです。

プラス思考を実践しようとして、うまくいかなかった人の多くは、普段の自分の心がどんなあり様なのかを、よく知らない事が多いようです。どんなにプラス思考をしても、普段の自分が無意識にマイナス思考の癖を持っていて、プラス思考を打ち消してしまったら、何にもならないんですね。

知人は、お客さんを呼ぶ為に、メニューを工夫したりしていますが、どうやったらお金が入るかという事ばかりに気を取られています。お金は創造できません。彼は自分の思考通りの、混雑のないお店を経営しているのです。人間は自分が蒔いた種(思考)しか収穫することができないのです。

私たちが創造できるのは、自分の夢であり、豊かさであり、人生そのものであったりするのです。

不思議なことに、彼がレジに並ぶと、どんな長蛇の列であっても、彼の後ろには人がほとんど並ばないのです。そして支払いが終わってレジ袋に品物を詰めている間に、瞬く間に長蛇の列がでるのです。まさか、と思うでしょうが、事実、何度か同じ経験をしています。

私たちも、「雨男」「晴れ男」「あげまん」「さげまん」なんて言葉で人を表現する事がよくあります。「その人が居るだけで、なぜかよく雨が降る」「彼女と付き合いだしてから運気が良い」なんて人を知っていませんか? 「看板娘」なんて言葉もあります。その人が居るだけで、お客さんが集まってきます。

なんて、私がこんな事をブログに書こうかな、と思っていると、テレビを見ていた家族が面白いことを言いました。

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瓶太郎

こんにちは。
プラス思考は忘れずに…ですね♪
自分もいつもプラス思考で行こうと思っていますw
by 瓶太郎 (2010-08-08 17:11) 

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