お金 10-1 [お金]

知人のYさんは、もう74歳のおばあちゃんです。10数年前にご主人を亡くされて、子供も居なく、呆然としていました。落ち込んで、する事もなく家で過ごす日々は、腰が痛い、背中が痛い、身体が冷える、腕は上がらない、足も引きずって上手く歩けない、と、どんどん身体を悪くしていきました。

「このままではいけない」と思ったYさんは、身体を治そうと思い、医者に通い、良い健康方法を聞けば取り入れ、元々踊りの好きだったYさんは、運動の為に舞踊教室に通い始めたのです。

夏場には、エアコンの効いた部屋に行くだけで、身体のあちこちが「痛い、痛い」といっていたYさんは、この十年をかけて身体を治して、踊りもやっと上手く踊れるようになりました。

するとYさんは、最近になってこんな事を言い始めました

「早いところ死にたいわ。早くお迎えがこないかしら」

えー!なんで? と思うかも知れませんね。Yさんは、ビルを所有していてお金に困る事がありません。体も健康になり、踊りも踊れるようになりました。

Yさんは、自分でやる事が無くなったとたんに、死んでもいいと思い始めました。

面白い事に、「不都合」はYさんにとって「生き甲斐」だったのです。健康になる為病院を巡ったりする事は、Yさんには、ある意味、楽しみでもあったのでしょう。

8/8の「あおう会」でYさんの話をしたところ、参加していたTさんが同じ様な話を始めました。Tさんの叔母さんは、病院の入退院を繰り返しています。数日前に、叔母さんと病気の事や、心のあり方について、ゆっくり話す機会があったそうです。

Tさんは叔母さんの話を聞き、叔母さんは自分で話して自分の心を紐解いていくうちに、「どうして何十年も入退院を繰り返しているのか」という理由が判ったようなのです。それは

「私は病院に行くことが楽しい」

というものでした。自分の本心に気付いたのでしょう。話し相手がいるからなのか、自分の話を聞いてくれる人が居るからなのか、それとも別の理由なのかは、詳しくは判りませんが、「長く病気を患っている自分は、それを楽しんでいる」という気持ちに気付いたのです。

「疲れた」「つまらない」あるいは「お金がない」といった様々な不都合は、自分が心のどこかで望んでいる事なのです。まさかと思うかも知れませんね。それは自分の考え方、自分の信念等に沿った、思考で行動をする為、「ああ、やっぱりね」と不都合な結果を得ることに、どこかで安心感に似たものを得ているのです。

大方の人は、自分の本心を知らないか、または知っていても気付かないフリをして、同じ結果を受け取ってしまうのでしょう。

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【あおう会・創造の集い】


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瓶太郎

こんにちは。
心の持ち方…
簡単そうで難しいですね~
by 瓶太郎 (2010-08-12 11:42) 

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