自信・自分への信頼 12 [自信・自分への信頼]
タクシーについて知っているでしょうか? な~んて変な質問ですね^^
手をあげてタクシーを止める。運転手に目的地を伝える。目的地でお金を払って降りる。多くの人が「タクシーは無事に目的地まで自分を連れて行ってくれる」と信じています^^
実は知らない事もあります。運転手はどのぐらい経験があるのか。視力は良いのか。病気はないのか。車はちゃんと整備されているのか。最後に点検したのは何時なのか。タクシーを止めて乗るまでは運転手の名前すら知りません。
私達の「知っている」は過去に見た、あるいは経験した記憶であって、その時そのタクシーに乗るまでは、何も知りません。タクシー会社がちゃんとした人を雇って、車もちゃんと整備しているという信頼の基に自分の身を委ねているのですね。
コンサートのチケットを取るのに、チケット会社に連絡を入れるのは、その仕組みを知っているだけではなく、チケット会社を信頼しているからです。銀行にお金を預けるのは銀行を信頼しているからです。当たり前のことだから、気付いていないだけかも知れませんが、この世の中は信頼をしなければ成り立ちません。
さて、「人生という船の舵を取るのは自分」です。この船には自分だけではなく、大勢の人が乗り合わせています。
大きな船には、機関士、通信士、甲板員、司厨員等、様々な人がいます。誰が欠けても、世界中をどこまでも航海していくことができません。
的確な指示を出して船を安全に運航させるのは、船長である自分の役目です。
ところが船長が「機関士はちゃんと仕事が出来るのだろうか」「通信士はサボっていないだろうか」等と、自分の仕事を忘れて、他のことばかりに心を奪われていると大変です。乗組員を信頼できないばかりに、船長の仕事ができないのです。これでは船が何処にたどり着くのか心配ですよね^^;
船長の仕事は、機関士でも司厨員でもありません。船長は船長の仕事をするものです。船長は乗組員を信頼し、乗組員にも信頼される必要があります。
タクシーに乗る時、運転手に経験や病歴、車の整備状況をいちいち確認する人はまずいないでしょう。ところが、人生の事となると、いろんな事を心配する人が多いのです。自分の事も、他人の事も「あれで良かったのか」「大丈夫だろうか」「自分に出来るのだろうか」なんて。心配をするという事は「信用していない」という事ですね。
タクシーの例は人生の縮図です。いちいち経験や整備状況を聞いていたら、運転手は気持ちよく仕事が出来ないでしょう。では、運転手に最高の仕事をしてもらうにはどうしたらいいのでしょう?
自分の乗った小さな船だと思って下さい。舵を取るのは自分自身です。
人気ブログランキングへ
お早うございます。
人生の船も「2/3」航海終わりました。残りを心豊にと思います。
by 夏炉冬扇 (2011-01-10 08:11)
そうですね。ちゃんとしないとね。
by ZOO (2011-01-15 22:22)
わかる気がします。ぴたりとした言葉が思い浮かばないのですが、とてもわかる気がします。ちょっと違うかもしれませんが、せっぱつまったとき、あることをやるのに、時間がせまっているとき、あせりつつも、でも、きっと大丈夫と、自分を信頼している自分がいる。どれくらいの時間があれば、間に合うのか、きっと間に合うだろうと信頼している自分がいます。
by アイ (2011-01-19 21:59)
自分次第なんですよね
気分がよくなるのも悪くなるのも
障害児相手によくそう思います
相手に合わせることを不快に思ううちの主人には
このお話全く無駄になることでしょう
by まいなっつ (2011-01-23 10:22)