自由自在 2

多くの人は「失敗したら･･･」等と、悪い事はありありとイメージできます。「失敗しないように」という思いで行動する人も多いはずです。

これは良い情報です。私たちはイメージどおりに「失敗」をした事があるからです。鮮明にイメージするほどに、実現する事を経験として知っているわけですから、同じように「成功したらどうしよう」と鮮明にイメージすることです。

スポーツの多くは「素振り」という練習をします。テニスでも野球でも、ただラケットやバットを振っていても効果がない事は多くの方が知っているでしょう。野球であれば、ピッチャーが投げたボールを打つ、というイメージを持ってバットを振っていない限り、素振りという練習が、試合という本番では生かされません。

そしてスポーツはメンタル的な要素で結果が左右されます。例えば、ゴルフのパッティングはイメージを含んだメンタルコントロールが重要です。経験者なら「ボールがどこを転がってカップに入る様子をイメージしなさい」と教えられた事があるはずです。

アマチュアゴルファーの多くは不安や迷いや焦りが生じて集中できないままで打ってしまいます。

プロゴルファーは、ボールが通るラインを想像し、カップインするシーンを想像し、ラインを見ながら素振り、ボールの前で素振り、しっかりとフェースを合わせて自分のイメージでストロークします。

アマチュアとプロの違いは、全ての動作でボールが入るところを鮮明にイメージできるか。プロは、「ボールをはずしたらどうしよう」といったマイナスの心理が入り込む余地を持っていないのです。

成功を思い描きながら、「でも失敗したら・・・」と思うのは、アクセルを踏みながらブレーキを踏んでいるようなものです。「成功のアクセル」と「失敗のブレーキ」、どちらをより強く踏んでいるか、つまりどちらに強く関心を持っているかで、成功が実現するか、失敗が実現するかが決まります。

「よし！それならば成功を強くイメージしよう」と思うのは、不自由な心の状態です。「私」という人間を開放し自由になるためには、ブレーキを踏んでいる力を抜くことです。

人の心には過去の記憶や経験等から、思い込みや不安を感じる癖がついています。人は「先入観」「偏見」「比較」で思考をし、不自由になっています。

「私」という人間を開放してあげましょう。「あらゆる先入観」「偏見を伴った予測」「他人と比較する習慣」から解放して自由になることです。

このイメージトレーニングは、自分の思い通りの人生を思い通りに生きる為のトレーニングです。心の中のブレーキを踏んでいる力を抜いていくほどに、人生は自由に、思い通りになります。力を抜いていくほどに、面白い人生を経験できるでしょう。人生を楽しみましょう。

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タグ：イメージトレーニング 自由 自分の解放