アスリートに学ぶ2-2(創造、愚痴、自分を知る) [アスリートに学ぶ]

衣笠祥雄さんは、現役生活23年、2543安打、504ホームラン、昭和62年10月22日の現役引退まで2215試合連続出場(当時の世界記録)を果たしました。根本監督の教えで、グランド上では愚痴でも「痛い」「辛い」等とは言わず、その積み重ねが、驚くべき記録になったのです。

昭和54年8月1日 広島-巨人戦
7回に西本聖選手が投げた球が衣笠選手に当たって倒れました。診察の結果は「左肩肩甲骨の亀裂骨折」で全治2週間。ここまで衣笠選手は、8年以上の間、連続試合出場を続けてきました。

投げた西本選手は、衣笠選手の記録が途絶えてしまったと思って、涙ながらの謝罪の電話を入れました。診断の結果を聞いた衣笠選手は「明日は試合に出られない」と覚悟を決めたそうです。

ところが、古葉監督は深夜に衣笠選手に電話を入れました。

「明日も試合に出るつもりで来い」。

翌日、衣笠選手は包帯をぐるぐる巻きにした姿で球場入り。7回裏1死後、衣笠選手が代打で姿を現すと、場内は騒然となりました。

「打てる見込みのない衣笠選手を使うのは、連続試合出場という記録を優先した起用ではないか」。

同じ広島ナインでさえ、そう思っていました。

しかし衣笠選手は、力いっぱいの渾身のフルスイングをしたのです。結果は3球三振。衣笠選手の力いっぱいの三振に、広島ファンも、巨人ファンも、巨人ベンチからも拍手が送られたのです。

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