馬上の騎手 [人生劇場]

プラスの思考から入る、と言われても「はい、そうですか」と思考を簡単に入れ替えられたら苦労はありません。思考は実現していきます。常に私たちは何かを思考して選んでいるのです。

まずは腕を組んでみてください。右腕が上にあるか、左腕が上にあるかは人それぞれです。では組む腕を逆にしてみてください。違和感があると思います。この実験をすると、逆に腕を組みなおしたつもりが、同じ腕を上に組みなおす人もいます。

人間は、それぐらい無意識で行っていることの方が多いのです

腕の組み方と言うものは、潜在意識の中にすでにインプットされてしまっているため「右腕を上にしようか」と考えなくても、自然にいつも同じ組み方をするのです。潜在意識はいわば思考の癖です。意識をしなくても何かを選んでいるのです。

潜在意識は物事の良し悪しに関係なく、何でも受け入れてしまいます。そして自分で意識をしなくても、無意識で行動を起こします。

健康番組を見る人もいるでしょうが、病気について詳しく知れば知るほどに、脳と心の中には病気の状態が記憶されていきます。「こんな病気になったらどうしよう」等と病気に強く関心を持つほどに、病気になりやすくなります。自分が意識をしなくても、潜在意識は無意識で行動を起こすのです。梅干を見ただけで、味わってもいないのに唾が出る。ただのビタミン剤だと知らずに、特効薬だと言われて摂取すると病気が治ったり、私たちの潜在意識も脳も、現実と創造の区別がつきません。とてもデリケートな馬鹿なんです。

怒ったり、泣いたり、笑ったりと、大方の人はある物事に対して習慣的な反応をします。「ここは怒らなくちゃいけない」などを考えるより先に、一瞬にして怒りや笑いが出てくるものです。これは潜在意識の中に、「こういう時は怒るもの」「こういう時は笑うもの」という情報がインプットされているからです。

これは馬上の人に似ています。自分が行きたいと思う方向と、馬が進む方向が異なっていれば、自分の行きたい所にたどり着けません。成功のイメージをしても、潜在意識が失敗をイメージしていれば、成功にはたどり着けないのです。

そこで自分自身(潜在意識)を知るために、毎日いつでも自分がどんな思考をしているかをノートに取っていきます。まず自分(潜在意識)を知らなければ、自分を操縦する事は困難なものになってしまいます。自分を知って、朝晩の瞑想で、潜在意識に新しい思考を入れていきます。

人間は寝ている間に、自分の記憶の整理(潜在意識の整理)をします。そこで寝る前の瞑想がとても大切になります。未来の自分、なりたい姿や夢、より大きな自己像を明確にイメージをして、訳もなく「ありがとうございます」と睡眠をとるのです。毎日、自分の潜在意識にプラスのアプローチをする思考を働きかけていくことです。

大方の人は自分の自己像を、一回り小さくイメージしています。喜劇王チャップリンは、幼少期の頃は孤児院を転々とし、街のゴミ箱から食べ物を漁っていました。しかしそんな時でも「自分は世界一の大役者のつもりでいた」と語っています。

自分がどんな立場でどんな目にあっていようと、何を思っても自由です。思うだけならお金もかからなければ、誰にも咎められることもありません。今までと同じ自己像を持って、惰性のままに習慣的な思考の繰り返せば、これまでと同じ人生をこれからも繰り返していきます。

絶えず自分で意識をして、今までと違う事をやってみるのです。どんな時でも笑ってみる。作り笑いでも構わないのでやってみる。どんな時でも「ありがとう」と言ってみる。面白くなくても構わないのでやってみる。小さな事からでも成功のイメージをし、多くの成功の経験する事で、成功へのプロセスを知っていく。自分が意識をして手綱を持って、潜在意識という馬に方向付けをしていくのです。

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