ガンから生還した僧侶 -3 [ガンから生還した僧侶]

杉浦さんの、「私自身にはまだ役目がある。私が正しければこの宇宙が放っておくことがない」の一文を打ち込んでいてある話を思い出しました。

ユニセフ親善大使の黒柳哲子さんがカンボジアの視察に行った時のこと。
子供たちが遊んでいるボールが地雷原の中にコロコロと転がっていったのを、黒柳さんがスタスタと歩いて取りに行ってしまいました。

「そこは地雷が埋まっているからっ!」と言う周りの声も気にせず、サッとボールを拾い上げて戻ってくると子供たちに手渡したそうです。

「なんででそんな無茶を」をと咎められ、黒柳さんは「私には子供たちを守る大事な使命がある。大事な使命を持った私を神様が守らないはずがないのよ」と言い切ったそうです。

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さて杉浦さんは自分の病気についてどう思考していったのでしょう?

 「自分は宗教を超えた宇宙の法則、サムシンググレートと繋がっている。癌なんかでは死なない。」

 「この世の中に無駄はない。すべて必然性があり、起きている事にはすべて意味がある」

と言うところから始まって

 「この後も、人様のお役立ちのために必要な存在に違いない。」

 「もしも宇宙の法則が何かを私に教えてくれているのであれば、
   不摂生をやめ、『もっと身体を大事にしなさい』
    
と教えられているのではないか」

と、この思いに気づくと思わす「ありがとうございます」と手を合わせたそうです。(実は杉浦さんはこよなくお酒を楽しむ方で(お坊さんなのに・・・笑)、同志社大学ラグビー部出身の巨漢。巨漢といってもほどがありますが、現在は70歳過ぎのおじいさんには見えないです。病気以来お酒を断っています。)

 「こんな思いをしたのは、病気になったからこそであって、 「これはツイてる!」「自分にはツキがある」と思った」

と、そう話してくれました。そう思えてくるとイキイキワクワクとして、新しい力がみなぎってきた感じだとのことです。

杉浦さんは病名が悪性リンパ腫であることは知っていましたが、それがどんな病気で、どんな治療が必要なのか、といったことは一切聞いたり調べたりしなかったそうです。

「知る」ということは、「知りたい」という欲求を満たすだけで、それを知って病気が治るということではありません。

逆に知ったことで「ああ、もうダメかも」「これだけの事をするためのお金の心配」等、余計な思考も増えてきます。

しかし渦中にある人のほとんどは、結果を先に知りたがります。そして勝手に自分の中で解釈をして、まだ何もする前から勝敗を決めてしまいます。

これでは ゲームをする前に勝ち負けを決めておくようなものです。

杉浦さんはよくこんな話もします

「幸か不幸かなんてないんです。不幸だと認識している自分がいるだけに過ぎないんです」

例えば財布を開けたときに「あと千円しかない」と思う場合と「あと千円もある」と思う場合がありますよね。 まったく同じ1000円という事実に、理屈をつけているのは自分自身でしかありませんよね。

さて、杉浦さんは自分の病気にたいして「これはツイている!」という意識を持ちました。

そして杉浦さんには新しい展開が始まったのです。

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