不都合を感じる心の仕組み [不都合を感じる心の仕組み]

何か不都合なことを感じると、時には怒ったり、泣いたり、拗ねたりと、マイナスの感情が出てきます。

これはこれまでの経験や教育、育った環境により「○○な時には自分は怒る」という個人の思考のパターンが脳にインプットされ、そしてそれを常識と思いこみます。これを思考の癖としましょう。

この勝手な癖、ゆがんだ個人の常識を外していくことが、人生を変える第一歩であるといえるでしょう。ゆがんだ常識がどのようにインプットされていくかを一つ例をとりましょう。

ダイエットの失敗例の一つです。
ダイエットに何度も失敗してリバウンドしてしまうのは、ダイエット方法の問題だけではありません。

子供は親に愛されたがっています。いえ、誰だって嫌われるより愛情を受けたいと思っているでしょう。

例えば親が「残さずに食べなさい」「さっきお菓子を食べたら晩御飯が食べられなくなるって言ったでしょう!」そう子供をしかってしまったとします。

子供は愛されたがっています。親の怒りを静めて愛される為に、食べることを選びました。
親は気づきます「ちゃんとできた時は褒めてあげなくちゃ」
食べ終わった後、あるいはその後別のことで、今度は子供をほめて愛情を与えます。

自分の怒りの結果、自分の思うとおりに子供が操縦できたことで、子供を褒めてしまいました。怒ることで子供を操縦できたことに味をしめてしまうと、また、つい怒ってしまいます。

子供は愛されるために、怒られないために、信頼を得るために、親の言うことを聞くようになります。この関係が強烈なものになるほどに強く学習します。

ある人は、愛情を受け取るための手段は、「食べること」と学習し、脳にインプットしてしまいました。「愛情を得る手段は食べる事」、と、ゆがんだ常識を持ってしまいました。

成長後も、食べることが愛情を受け取ることだなんて自分ではまったく気づいていません。それはただの癖となっているからです。

すると、自分が愛を感じないとき、心がさびしいときには、「食べる」という行為に走ります。人間関係がうまくいかないとき、イライラするとき、不都合なとき等に、食べてしまいます。

過去の育った環境や、過去の経験と記憶から、「不都合だ」→「これは食べなくちゃ」という癖が付いているのです。

ダイエットが成功している間は、自分自身の調和が取れ、心が安定している時期です。ダイエット後の理想の自分にワクワクとしているのかもしれません。

しかしこの安定が崩れだすと、心に思っていなくても「食べなくちゃ」と、なってしまうのです。

あくまでもダイエットの失敗例の一つですが、自分の怒りや悲しみの根源を全て人生を遡っていくのは困難です。親のせいか、教育のせいか、子育てが間違っていたのか、そんなことも、どうでもいいのです。誰かのせいとか、良し悪しの理屈をつけているのは自分自身です。誰のせいでもなく、ただの癖です。

重要なことは今自分がどうなりたいのか。そして変えられるのは自分自身だけです。

そこでこの勝手な常識から自分を解放する為にトレーニングを行うのです。
過去にあったことは、もう過去のこと。これで終わり。と、一つ一つの事柄を「ありがとうございます」で区切り、引きずらないようにしていくトレーニングです。

勝手な常識を、訳もなく「ありがたい」「おもしろい」「うれしい」で打ち消し、癖を入れ替えてしまいましょう。(訳や理由探しにはまってしまうと、そこに心が囚われてしまいますよ)

過去ではなく、これからが大切です。それは今、自分からです!


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