不都合を感じる心の仕組み -2-1 [不都合を感じる心の仕組み]

「危ないから走っちゃダメ」「ハサミに気をつけて」。親は子供を思っていろいろな事を教えます。そして子供は親からいろんなことを学習します。

親は、子供には関係の無いことでイライラしています。ふと子供が目に留まります。
「さっき言ったでしょう!」
「何度も何度も同じ事を・・・!」
「ちゃんと片付けなさい!」

親は怒ることにより子供が操縦できたことで、味をしめてまた怒ります。
味をしめてしまうと、自分が思いどおりにいっていない、不都合を感じているときには、また子供に当たってしまいます。

今度は何を学習したでしょう?

子供は、「言うことを聞かなかった自分が悪いんだ」と学習する他に、
「人を動かすには怒ればいいんだ」「自分のわがままを通すには怒ればいいんだ」
そう学習し、子供同士の社会で試してみます。
自分の怒りで身勝手な道理が通ってしまうと、子供は怒りの効果に味をしめます。

こうして、自分の不都合には、怒りを感じ表す、というゆがんだ常識が出来上がっていきます。
よく怒る人は、怒る事に味をしめているのです
よく泣く人は、泣く事に味をしめているのです
よく拗ねる人は、拗ねる事に味をしめているのです

それは良いことでも悪いことでもありません。ただの癖です。
過去の育った環境や、過去の経験と記憶から、

「不都合である」→「自分は怒っていい」「怒れば何とかなる」

という癖が付いているだけなのです。

やがては自分以外の周りの環境が、自分に合わせて変わるらないと、満足できなくなります。思いどおりにいかないと(変わらないと)、怒ったり、泣いたり、そして身勝手な都合が通るとその感情がスッキリ。

「自分以外の周りが変わってくれないと自分は幸せになれない」「自分の幸せは周りが自分の都合で動くこと」、と、知らず知らずのうちに勝手な常識が出来上がってしまいます。

「周りが変わってくれないから私は幸せじゃない」=「私は自分の力では幸せになれない」

という思考をしてしまうことになります。


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