100点は要らない 2 [100点は要らない]

ある親子の話です。母親が用事があって子供の部屋に行くと、子供がテレビを見ていました。母親が「またテレビみてる」と呆れたように言うと、突然息子が殴りかかってきたそうです。実はこの子は、母親が来る直前まで試験勉強をしていて、息抜きのテレビを見始めたところだったそうです。

もちろんこの子は、母親の一言だけでキレてしまった訳ではありません。これまでの母親の息子に対する思考が分かるような出来事です。

相手に対して100点を求める事は、相手を自分の都合で動かそうとしているのです。自分が100点を求めなければ、いくらでも褒める事は見つけられます。

多くの人が、自分が理想とするような相手を求めてしまいますが、現実にはありえない自分勝手な偶像にしか過ぎません。100点を求めるという事は間違いを許さないという事です。「あなただって○○じゃない」なんて自分も相手に100点を求められる事になります。

この積み重ねは、自分が誤った時に厳しい責めに遭います。家庭内暴力も、校内暴力も、社内での人間関係も、責められる理由は異なっていても、根本は同じです。

「お前は勝手な偶像を見ているだけで、俺自身の事は何も見ていない!」

「褒める」とは、自分の脳が良い事探しが上達し、自分から積極的にプラスの言葉を使えるというメリットがあります。そして「本来のありのままの相手を見る」事が出来ます。

自分の奥さんは?夫は?上司は?部下は? 80点でも60点でもいいじゃないですか。
「相手の良い所を見つけて褒める」 自分のためのトレーニングです。

自分が喜劇を楽しく演じるための、必要な役作りだと思って、楽しんで相手を褒めましょう。

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