自分作り [自分作り]

人間はある役割を演じているうちに、性格までが自分に乗り移ってしまうそうです。学生の時は学生らしい自分を、社会人になると社会人らしい自分を、先生は先生らしく、営業マンは営業マンらしく、何かのリーダーになった人はリーダーらしく、なっていくそうです。これを役割性格というそうです。

面白いのは、人間の性格は、こうした後付の性格がほとんどだという事です。「そういう自分を演じているうちに、そのようになってしまう」という事です。

つまり性格はいくらでも変えられるという事です。まさに人間劇場ですね。自分が演じたい役をやってみればいいんです。自分を好きになれない人は、自分が好きになる性格に変わっていけるという事です。

以前にテレビで「今時の女の子に化粧をする」実験をしていました。繁華街を歩いている、今時のメイクをした、ちょっと気の強い女の子にキレイな化粧をするのです。

実験に参加した女の子は高校生で、しゃべり方も威圧的。「睨んでみてください」といわれると、かなりきつい目つきで相手を威圧。そんな女の子に、可愛らしいメイクをして、髪型を変えて、かわいい洋服に着替えさせてしまいます。

するとどうでしょう。かわいい女の子に変身してしまった自分を見て、中身も可愛くなってしまったんです。「さっきみたいに、すごんでみてください。睨んでみてください」と言われても「無理です。出来ません」と、とても可愛いのです(笑)

こんな話も聞きました。面白くない、つまらない、自分はダメだ、等と重度に落ち込んだりして、神経症等の病気になる人は、部屋の中がどんどん散らかっていくそうです。出した物は出しっぱなし、片付けられなくなってしまうそうです。次第に化粧をやめてしまったり、お風呂に入らなくなったりと、身なりがどんどん悪くなっていくそうです。そして回復する時は、自分から身なりを整え始めて、部屋の中を片づけていくそうです。

面白いと思いませんか。性格なんて、自分で決めているんです。みんな自分で決めているなんて思っていないのでしょうが、今の自分の仮面を付けたのは、自分自身なんです。自分では意識していなくても、ちゃんと自分の仮面を被っているのです。

演劇で王様役の人が、短パンにTシャツで出てきたらどう思いますか? 回りが王様として扱ってくれないと、本人も王様になりきれません。

背中を丸めて、下を向いて過ごしていれば、見た人は「そういう人なんだ」という印象を持って接してきます。自分の選んだ役どおりに、周りも合わせて人間劇場は舞台が出来上がっていきます。

自分が少し内気ならば、朝、鏡の前で背筋を伸ばして、顔を上げて堂々としてみるのです。そしてそのイメージを持って、実際に1日を過ごしてみます。笑顔も作ってみましょう。一日中笑顔を保つ事を意識して過ごします。髪も整えて、服装もビシっと、靴もきれいに磨いて、自分を創っていきます。

毎日の朝出勤前に、鏡の前で全身をチェックして、今日の一日を笑顔で面白く過ごしている自分を創造します。

豊かな人生を送りたいなら、豊かさをイメージして感じ、豊かに振舞うことです。自分から仮面をつけて、なりきるのです。

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