常識を外す [常識を外す]

日本中がワールドカップのニュースで持ちきりですね。昨日の日本は残念でしたが、世界の競合と対等に渡り合った今大会は素晴らしかったと思います。テニスもウィンブルドンが開催中で、1回戦の試合で日没順延が2日続き、3日間にで延べ11時間5分の史上最長試合がありました。

テニスの試合では、選手がボールを打つ瞬間に、大きな声を出す様子が見られます。テニス以外でも、槍投げや砲丸投げの投擲の時等、様々なスポーツで大きな声を出す様子を見た人は多いでしょう。

私たちも立ち上げるときや、思い物を持ち上げるときに、掛け声をかける事がありますが、スポーツのそれとはちょっと違うようです。

日頃出さないような大声を出す事、つまり自分の中の常識を外れる事で、自分がかけてしまっている制限を外す事ができるのだそうです。

人間の思考や行動は、常識という自分が学んだ知識の範囲の中で制限をかけてしまっているのだそうです。その為に、自分が限界であろうと考える手前で、ブレーキをかけてしまうのだそうです。つまり自分が限界だと思っている思考や行動は、まだまだ手前の所にしか過ぎないのです。

自分の中に決めてしまった常識で「出来ないだろう」「失敗するかもしれない」といった思考で限界を作ってしまうと、その限界の手前までしか力を出さなくなってしまうのだそうです。常識や囚われが増えるごとに、限界を作っていってしまいます。

水泳の北島康介選手は、壁にタッチして振り向いて自分のタイムを確認するまでがゴールだ、という練習を繰り返したそうです。北島選手は、決して体力が持たないという訳ではないのに、ゴール前に失速してしまう泳ぎをしていました。

人間はゴールが見えると、脳がもう達成したかのように思ってしまって力の抜いてしまうのだそうです。そこで自分のタイムを確認すまでがゴールだとイメージを刷り込みトレーニングする事で、最大限の力が発揮できるようになったのです。

大方の人は自分で作った常識に囚われて、自分から制限をかけてしまったり、自分では制限をかけていないつもりでも、無意識にブレーキをかけてしまう物なのです。

そこで、普段の自分にはない、常識を外れた事を試してみるのです。

例えば大声を出してみる。街中でやったら人迷惑だと思えたなら、それは常識を外れた事なのでやってみる価値があります。一人カラオケボックスがいいでしょう。ここなら誰にもとがめられる事はありません。

カラオケボックスに入ったら、上手く歌う必要はありません。「上手く歌わなくちゃ」「私は歌が下手だから」と思うのは、そういう常識を持っているからです。下手でいいから大きな声で歌ってみるのです。マイクを使わずにアカペラで思いっきり大声を出すのもいいです。

大声で歌う快感や楽しさが分かってきたら、友達とカラオケに行きます。みんなの前で大声で歌う事が出来たらしめたものです。習慣的な思考の刺激から、今までにない非日常な思考・行動をする事で、執着心や常識を手放していくのです。

ちなみに私はカラオケに行って、歌を上手く歌う事はしません。歌詞どおりに歌わなかったりします。いかに面白おかしく歌えるかが楽しみなのです。カラオケは、誰もが上手く歌ってみんなに「上手いね~」と褒められたいという、同じ価値観の中で競争しあう事が多いと思います。私が一番下手に歌って、上手く歌うという価値観が潰れて、みんなが好きなように歌いだすと、最高に盛り上がります。

自分から常識を外れてみませんか?

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