信念・思い込み 6-3 [信念・思い込み]
類似した制度がいくつか有ったものの、正式に「ぶらぶら社員制度」と言う名前を付けたのが、お茶漬けで有名な「永谷園」だそうです。
永谷社長が、能登さんという社員に「会社に出勤しなくてもいいから、新商品開発のヒントになるような自由な行動を認める」と辞令を出し事が始まりでした。能登さんは一流のお店を食べ歩きました。使ったお金は翌日には即補充されて、いつでも好きなように使えました。
「レポートは要らない、何かひらめいたらおれの所に来い」と言われていた能登さんは、数日に一度出社して社長と話をする以外は会社に行くことはありませんでした。
能登さんが数ヶ月間食べ歩きをして判ったことは、「自由に飛び立たないと新しいものに出合えない。」ということでした。日本全国の食べ物を食べ歩き、ついには海外へ。2年間ぶらぶらして、訪れた国が5カ国、訪れた店は220件。その成果は、和田あきこさんのCMで有名なヒット商品、現在でも年間20億~30億を売り上る「麻婆春雨」を世に送り出す事になったのです。
2001年に、永谷園でぶらぶら社員制度が復活しました。
指名された社員は、「スーツ姿のままでは不自然な場所もある。朝一番でもスーパーを覗ける自由が必要だ」と、勤務時間と服装の自由を会社に要望しましたが、会社側は「節度を持て」と却下したそうです。
ぶらぶら社員は5人一組のチームでした。
能登さんは、一人で自由な行動を許されて、自由に遊び、その遊びの話を社長にするだけでした。一方、5人のチームはお互いに意識して、自由な遊びが出来ませんでした。その責任感も5分の1で済むのです。
5人チームという「小さな組織」が出来ただけで、ぶらぶら社員の本来の中身「自由」はなかったのです。5人は意見がまとまらずに、何も具体化できないまま、わずか半年でぶらぶら社員は消滅したそうです。
常識から外れてみませんか?
馬鹿になってみませんか?
遊び心を養ってみませんか?
~アルフレッド・D・スーザ の言葉より~
幸せは旅であり 目的地ではない
踊れよ 誰も見ていないかのように
恋せよ 一度も傷ついたことがないかのように
歌えよ 誰も聴いていないかのように
働けよ 金が必要でないかのように
生きよ 今日が最後の日のであるかのように
いつどんな時でも笑って「ありがたい、おもしろい、うれしい」と思い直すのです。
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私も笑って有難い面白い嬉しいと言える人生でありたい!
by マンチ軍団 (2010-08-22 20:18)