自分を壊せ! 11 [自分を壊せ!]
オリックスバファローズの田口壮選手は、1991年ドラフト1位でオリックスに入団。走攻守3拍子そろった外野手として、イチロー選手とともに、95、96年のリーグ連覇、96年の日本一に貢献しました。ゴールデングラブ賞を5回受賞。00年には、日本代表としてシドニー五輪にも出場しました。
田口選手はオリックス入団1年目、土井正三監督の厳しい指導からスローイング障害(イップス)になったと言われています。(イップス:精神的な原因などによりスポーツの動作に支障をきたし、自分の思い通りのプレーができなくなる運動障害)
ショートで捕球してファーストに送球する。30回投げて29回は暴投してしまう。フォーストに投げてアウトを取る。簡単な事が出来なくなってしまったのです。
しかしアメリカへ野球留学の機会があり、「メジャーには凄いコーチがいるからアドバイスを受けるといい」といわれたそうです。このコーチ、とにかく褒める^^ 実際に指導を受けた田口選手が、5メートル先の相手に正確に送球できただけで
「凄いぞ!お前はなんて素晴らしいんだ!なんていい球を投げるんだ。」
と田口選手をベタ褒め。するとどうでしょう。それまでどんなコーチに指導をされても、精神的なアドバイスを受けても治らなかったスローイング障害が、簡単に治ってしまったのだそうです。コーチは他に何かをしたわけではありません。ただ褒めたのです^^
田口選手はこの時「アメリカは凄げぇ!おれはいつかアメリカのメジャーリーグでプレーするんだ」と心に決めたそうです。
田口選手は2001年オフにFA宣言し、セントルイス・カージナルスと契約。2006年10月27日のデトロイト・タイガースとのワールドシリーズで、8番・レフトで先発出場し、カージナルスは勝利。田口選手は、世界一が決まった瞬間フィールドに立っていた初の日本人となりました。
不思議ですね。褒めただけです。田口選手は「褒める」という魔法にかかったようですね^^
言葉が人生を創ります。「褒める」というキーワードには、自分を壊す鍵が隠れていそうです^^
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