不都合を感じる心の仕組み -4 [不都合を感じる心の仕組み]
子育てで重要な事は、子供は言葉で教えてもらう他に、親の思考を学習するということです。
どんな時に笑うのか、どんな時に楽しいと感じるのか、どんな時に怒ればいいのか、親がどんな思考をしているのかを、自分の頭にインプットして行きます。
テレビを見て政治の批判をしていれば、政治と言うものが分かっていなくても「政治は批判するもの」と学習し、将来大人になってテレビを見て政治批判をします。
いえいえ、大人になる前から、例えば学級会等でクラスの政治を行うときは、批判的な気持ちを持って望むようになります。
会社や仕事、人付き合いの愚痴を言うと、会社や仕事には不満を言うものだと学習します。
この子は何が決まっても不満です。常に不満や批判的な物を見つけようとして、学校や会社と言った単位の政治にも批判的な思考から入ります。
本人は、そう思考する事が当たり前だと思っているので、自分の不満の原因が分かりません。
家族にも不満です。思春期を迎えた子供が親との距離を取りたがるのは、独立心の表れかもしれません。しかし家族の付き合いが上手くいかない事と、独立心とは、別の問題ではないでしょうか。
この子は、例えば家族で旅行に行く場合、行き先でも宿でも食事でも何かと不満を持っています。どんな場所で、どんな宿で、誰と行っても、何をしても不満です。
親も子供の不満の原因は分かりません。子供も、ただ不満に思うことで、自分自身が安定していると思い込んでいるだけですから。
身近な人に不満を感じたら、それは自分の姿の投影であるかもしれません。
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