全て最良の事が起きている 1 [全て最良の事が起きている]

「交流分析」を提唱したエリック・バーンという心理学者は、自分と相手を受容する肯定的な態度を「I am OK,You are OK」 という言葉で表現しました。

この「人生態度」は4つに別れているという事らしいです。
1.I am OK. You are OK.(私も良いし、あなたも良い)
2.I am OK. You are not OK.(私は良いが、あなたはダメ)
3.I am not OK. You are OK.(私はダメだけど、あなたは良い)
4.I am not OK. You are not OK.(私もダメだし、あなたもダメ)

幼少期の欲求が満たされて育った子供は、自分もOK、他人もOKと思考します。「生きているだけで価値があるんだ」と自分にも他人にも肯定的な人生観がベースになっているので、結果が吉でも凶でも、それを素直に受け止めます。何事にも投げやりにならないのです。

幼少期の欲求が満たされずに育った子どもは、「自分はダメなんだ」と思ったり、「他人は信用できない」と思ったり、あるいは「自分もダメ、他人もダメ」と思います。

欲求が満たされるとは「ワガママ」が通るという事ではありません。抱かれたり、微笑みかけられたり、といったごく普通のスキンシップです。自分の存在を無条件で受け入れてもらえるという当たり前の愛を受ける、という事です。

面倒を見てもらえなかったり、親の笑顔を得る為には勉強ができる等の条件が必要で厳しく育てられたり、「すごいね」「よく出来たね」「ありがとう」といった言葉をかけてもらえなかったりすると、「自分はダメ」「他人がダメ」「自分も他人もダメ」という価値観が生まれてきます。

ある人は周囲の期待にそぐわない態度を取って、自ら恵まれた境遇から遠ざかるように行動します。そしてその結果を「ほら、やっぱり私はダメなんだ」と考えてホッとします。

ある人は、他人を困らせたり、自分よりマイナスの立場に置かせたいという無意識の欲求を持っています。例えば約束をすると必ず遅れてくる。自己中心的に行動をし、全てが他人のせいで、自分の失敗であっても精度のせいにしたり、機械のせいにします。

そしてある人は、人とのふれあいを放棄し、生きていく希望を見出せない人もいます。人生や社会に興味や関心を失ってしまい、「何をやっても人生なんてどうにもならないものだ」と何事にも価値が無いと感じる人もいます。

自分や他人に対して「not OK」と感じているという事は、「満たされていない」という思考です。その思考の結果は、満たされていない現実を招きよせます。望んだか望まないかに関わらず、無意識で潜在意識は「満たされない」方を選ぶことが多いようです。

ここまでの話しを読んで、自分の中に「not OK」を見つけてしまっても落ち込まないでください。こんな事はただの習慣なんです。自分の人生の舞台において、「not OK」という役柄を期待されていると思い込んで、演じてきただけなんです。

そして、自分が期待されていると思った役柄を立派にこなしているという事が重要です。それは自分次第で、本人が望むどんな役だって出来る証明です。その気になれば、どんな役だって立派にこなせるんですよ。人生なんてどうにでもなる、ということです。

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瓶太郎

こんばんは♪
心が痛みます…
思い当たる節が多々あるような。
愛が足りなかったのですね!
by 瓶太郎 (2010-07-13 22:09) 

ラッキーストライク

瓶太郎さん
コメントありがとうございます。
人生なんてどうにでもなりますよ^^
I am OK! You are OK! All OK!です^^
by ラッキーストライク (2010-07-14 22:34) 

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