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穏やかに 5 [穏やかに]

同じ様な思考パターンで、同じ様に後悔するのは、反省がないからではありません。それが心の癖習慣だからです。「怒りたくないよ」「悲しいことは嫌だ」、等と思っていても、怒りや悲しみを感じる現実を選択しているのは、潜在意識です。潜在意識は繰り返し強く心に思ったことを、無意識のうちに選択していきます。

悲しいことは嫌だと思っていても、無意識に潜在意識が悲しいことを選択するのは、心のどこかでその選択に安心しているのです

多くの人が、「まさか自分が嫌だと思っている事を選ぶのに、安心しているなんてあり得ない」と思うでしょう。

人間は未知の事に不安を感じます。知っている事は「あ、これなら以前にやったことがある」と安心してしまうのですね。それが嬉しい事であっても、嫌な事であっても、結果の予測が付く出来事を選ぶのは、心の安定となるのです

そして嫌な出来事に対する準備も万全です。人間は、自分の都合のいい解釈を付けて記憶する事は天才的なのです。

これは自分の手柄。あの失敗は他人のせい。運がなかった。もう歳だから。学歴がないから。時間がないから。自分にとって都合がいい一面だけを探したり、自分の見たい物だけを見て、不安や不満を上手に避ける事が得意なのです。

今ある物に何かを積み重ねても、修復しようとしても新しい物は生まれません。自分にとって日常的な毎日を壊していくことです。人生には良い事も悪い事も程々にある、なんて日常を壊していくことです。

壊すと言っても破壊的な事をするわけではありません。本当に嫌な事ならやめてしまえばいいのです。

「不都合だな」と感じた時こそ、その心の癖を壊して新しい自分を選択するチャンスです。自分がチャンスを見分けた時こそ、平常心で

自分はツイてる
自分は運が良い
ここから変えられる

と意識して思ってみるのです。起きてきた出来事に囚われずに、自分の舞台を見ているように状況を楽しむことです。自分の潜在意識にこれまでと違った情報をインプットしていくことです。
夜の瞑想では

まだまだ人生これからだ
この先に何があるのか楽しみだ

と、こうなると良いと思う自分をイメージします。自分がなりたい自己像をできるだけ具体的に創造して、その自己像が実現したときの気持ちまでイメージしていきます

私達はいつでもその選択ができるし、いつでも自分の意志で人生を変えられるのです。穏やかな心で今を楽しむこと。今、楽しんでしまえば夢は実現します^^

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穏やかに 4 [穏やかに]

「不都合だな」と感じたときこそ、その状況を楽しむのです。

怒りや悲しみといった感情に囚われないことです。脳が受け取った情報の印象が強いほど、記憶の再現が容易になります。

「あの時こうしておけばよかった」と後悔すれば、自分が苦しんだり悲しんだりする様子を鮮明に創造した事になります。怒りを思い出して頭の中で相手をやっつけたりしていれば、同じように怒りを持たなくてはいけない状況を引き寄せます。

喜びよりも、苦しみや悲しみや怒りといった感情は鮮明に記憶され、それだけ、鮮明に思い出して創造しやすいのです。

初めのうちは、起きてきた出来事に囚われて楽しむ余裕なんてないかもしれません。夜の瞑想の時間に、舞台上の自分を見ているイメージで、自分の一日の思考を観察します。自分の思考の癖を知り、全ての出来事を「ありがたい、おもしろい、うれしい」と締めくくります。

毎日繰り返し自分の癖を見つけることで、日常生活の中で不都合が起きた時に、「あ、ここが自分の選択肢なんだ」と気付けるようになります。それが怒りであっても、悲しみであっても、苦しみであっても、その状況を引き寄せた自分を客観視する余裕ができます。

楽しむと言っても、大笑いできなくても構いません。

これは過去の思考の結果だ
なるほど、もうこのパターンの人生は十分に味わった
このバージョンは卒業して次の新しい楽しいことを引き寄せるぞ

こんな感じで、心穏やかに自分の舞台をゆとりを持って見ることです。

穏やかな心の持ち主は、感情に支配されずに、静かにほほえんで、起こる出来事を全て楽しみます。

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穏やかに 3 [穏やかに]

怒りは瞬間的に起こります。それは習慣です。それぞれの人が自分の中に「怒る」習慣を持っていて、潜在意識が自動的に行動を始めます。

思考が実現します。望むか、望まないかに関係なく、思考したことを引き寄せます。私達は思考する事で、選択を行っているのです。起きてきた出来事に対して「怒り」を持てば、この先も怒らなくてはいけない状況を引き寄せます。

人間の心は、「怒るのには理由があった」と都合のよい解釈を付けますが、実は違います。

人間は過去の思考の結果を経験しているので、過去において自分が怒らなくちゃいけない現実を引き寄せる思考をしたのです。自分が意識をしなくても、潜在意識は思考習慣に従って、自分が怒らなくちゃいけない状況を勝手に選んでいくのです。

怒りという不都合を感じた時は、人生の選択肢に当たったと気付く事が重要です。

怒りは「思い通りになっていない」という思考です。よく怒る人ほど、「人生は自分の思い通りになっていない」、と思考しているのです

つまり、思い通りにならない状況を引き寄せて、その人の心の習慣で、ある人は怒ったり、ある人は拗ねたり、ある人は泣いたりしているのです。

これは自分以外の周りが自分の都合で変わって欲しいという願望で、「私は変わらない」と思考しているのです。私は変わらないのですから、自分の人生に引き寄せる物も、これまでと何も変わらないのです

人間社会は、人間劇場です。自分の配役を自分で変えない事には、舞台上に何も変化は起きません自分が選んだ役柄に合わせて、必要な状況は全て舞台上に用意されるのです。

そこで、これまでと違う結果を引き寄せる為に、「不都合だな」と感じたときこそ、その状況を楽しむのです。

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穏やかに 2 [穏やかに]

よく怒る人ほど、怒ることに味をしめています。自分の思い通りにならなかった時に、「怒ることで上手くいった」、という経験があるのでしょう。ゴネ得をした事で「よし、またやってやろう」という思考習慣がどこかにあるのです。

怒りの目的は、自分の思い通りに他人をコントロールすること。自分の都合を押し通して、相手をやり込めること。自分が怒りをぶつけられたら相手は誰でもいいのです。

虐待ビデオを見た怒りの矛先は、関係のない裁判の被告に向けられました。陪審員という立場にたったとたんに、被告という怒りをぶつける相手を見つけたのです。

同じ様な事は、客という立場を利用して社員を怒鳴りつける、上司という立場を利用して部下を叱りつける、親という立場を通して子供を叱りつける、といった行為に見られます。怒り慣れた人は、「怒っていい相手」や「怒っていい状況」を巧みに見つけていきます。

「怒り」とは「怒りたい」という欲求です。怒る事によって満足するのは、「怒りたい」という気持ちだけです

上司が部下を叱るような場合は、相手の憤慨するような行為に、何の進展もないことを学習しなくてはいけないのですが、怒りというフィルターは、常に判断を誤らせる原因になるのです

怒りは「一緒に問題を解決していこう。」「お互いに気持ちよく仕事ができるように助け合っていこう。」という言葉にはならないのでしょう。

では、「怒り」は何を思考しているのでしょう?

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穏やかに [穏やかに]

陪審員制度である実験がありました。実験はある事件の、過失責任を何処まで負うかを判断してもらうものでした。

Aグループは事件の経過を知らせる前に、事件とは別の虐待をしている様子等の怒りをかき立てるビデオを見せられています。Bグループは感情移入のない幾何学的な模様のビデオを見せられています。

冷静なBグループは様々な軽減理由を考慮して、被告の罪が軽くなると判断しました。

ところが、怒りをかき立てられたAグループは、細かい事情を無視して、Bグループよりも重い罪を下すべきだと判断しました。怒りを持ち越して、関係のない事件の被告にその怒りをぶつけるという行為に出たのです。

どうやら怒りというフィルターは、常に判断を誤らせる原因になるようです

追実験で、ビデオを見た後に過失の裁定をして貰うことを予め伝えておいた場合、また、怒っている被験者に、判断の根拠について後で確認することを伝えた場合も、冷静な被験者に近い裁判断ができることが判っています。

怒りは突発的です。「よし、怒ろうか」と考えて怒る事なんて殆どありません。思う前に、怒りが沸き出してくるものです。実生活では、予め先のことが判って行動できる事は限られていますし、自分が冷静になるように補助を受けられる事も希です。

では「怒り」の目的は何でしょう?

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