今、決めなくていい -2 [イメージトレーニング方法3]
「ここまではツイてない事はわかった。今日の事は今、決めなくていいじゃん。この先は分からないじゃない。この先はツイてるよ。オレが責任を持つから。」ぐらいまで言い切ってしまいます。人事なので結構楽天的に話をしてしまいます^^
不幸の責任は持てないけど、幸運の責任を持つのは大いに歓迎です^^
このマイナス思考の打消しは、私にとって大いに効果がありました。面白い事に、不幸自慢をしてから「ここまではツイてない。ここからは」という言葉遊びが流行りだしました。
社内ですれ違う人に「この前、この後はラッキーになるって言ったじゃないですか。本当にツイてたんですよー!」なんて話しかけて来る人が、だんだんと増えてきたのです。
わざわざ私の元に不幸自慢をしに来て、「ここからは、ですよね^^」と言い出す人もいます。「そうだよ、ここからはラッキーだよ。自分で言うんだよ。ここからはラッキーだ!って」
この言葉遊びに参加しない人は私に寄ってきません。楽天的なゲームとして遊びが出来る人から、自分自身の思い込みや、思考の癖、囚われから、解放されていくんだと思います。
自分が今日出会う人は、自分の思考の結果です。
↓ ガンから生還した僧侶、杉浦清始さんの言葉
↓ 「遊びをせんとや 生まれけん」
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今、決めなくていい -1 [イメージトレーニング方法3]
自分がプラス思考をしていても、回りの人のマイナス思考に触れてしまう事はあります。
他人のマイナス思考に触れないで生活をするのは、難しいことです。
もちろん自分が今日出会う人は、自分の思考の結果なのですが・・・。
人付き合いで多いのは、愚痴の他に、不幸自慢です。
「今日はもうダメだ。ツイてない。」「最近ツイてない」
「今日は調子が悪い」「最近調子が悪い」
「今日寝不足で・・・」「最近寝不足で・・・」
他人のマイナス思考に触れない方がいいのですが、それでは人付き合いが出来ません。マイナス思考に触れたら、必ずその打消しを行う必要があります。
脳は現実と想像の区別がつかない為、マイナス思考を放置しておくと、他人の事であっても、「ツイていない」「調子が悪い」「不足している」といった情報を受け取ってしまいます。
以前の私は、「そう思ったら、そうなるんだよ。もっと気楽に楽しい事を考えた方が上手く行くんだよ」と人に話していましたが、キリがありません。毎回そんな事を言っていれば、「いつも相手の話を否定して聞かない人に」と取られて逆に人間関係を悪くしてしまいます。
多くの不幸自慢の悪い所は「今日は」「最近は」と、この後の未来も含めて話をすることです。「言葉に出す」のは「思うだけ」よりずっと想像の力があります。悪い思い込みを上手く打ち消す方法は「ここまでは」と思い直すことです。
私の会社では特に昼休みに、誰かが「今日はツイてないんだよなあ」と話を始めます。自分がいかに不幸であるかを話して、聞いてもらう事でストレス発散をする人が多いのです。
不幸自慢をすることは、自分の思考の癖に沿っているので、ある種の心の安定を得ているのです。
そこで私は、「今日はダメだー」「ツイてない」と話をされた場合は、「どうしたの?」と話を聞いてから、まず「今日はツイてないんじゃなくて、ここまではツイてないんでしょ」と言い直しをしています。「この先はツイてるよ」と付け加えます。
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天才 –4 [イメージトレーニング方法3]
その例として用いられるのがエジソンの白熱電球の成功です。7000回とも1万回とも言われる実験の末、300時間を越えて発光する電球が出来た事を、「99%の努力が天才を作る」例として話されることが多くあります。
しかしエジソンの「天才とは1%のひらめきと、99%の努力である」は誤って伝えられた言葉です。
エジソンは「記者によって努力を強調する言葉に換えられてしまった」といった話をしています。
エジソンが言いたかったのは「1%のひらめき」の方です。
「1%ひらめきを大切にすれば、99%の無駄な努力はしなくても済む」
元々、白熱電球はジョセフ・スワンが発明したものです。ガラス球内部のフィラメントに電流を導通させて発光させると、高温によってフィラメントがすぐに燃え尽きてしまう事がわかっていた為、当時の科学者は白熱電球の長時間の発光は不可能と考えて、誰も長時間発光の研究をしなかったのです。
エジソンは、「出来るはずがない、という常識」には囚われずに、「ガス灯に変わって、電球で夜の街を太陽のように明るく照らす」という創造(ひらめき)に従って、実験を繰り返したのです。
最近は幼少から異常な学力を持つ子供を天才児と呼びますが、エジソンは学力という点では、成績の良い子供ではありませんでした。
天才とは、一部の才能に恵まれた人のことではないと思います。
宇宙(天)の能力(才能)を使った人のことではないでしょうか。
誰もが宇宙の法則を使って天才になれるのだと思います。
↓ 大切なのは、知識よりも想像力だ(アルバート・アインシュタイン)
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天才 –3 [イメージトレーニング方法3]
自分ができると思おうが、できないと思おうが、あなたは正しい
(ヘンリー・フォードの言葉 フォード自動車の創業者)
人間は「顕在意識20%、潜在意識80%」とも、「顕在意識10%、潜在意識90%」とも言われています。自分が学習した事は脳にインプットされて、意識をしなくても自動的に実現してくれます。
「バランスを取らなくちゃ」と意識しなくても自転車に乗れるのは、自転車の乗り方がすでに脳にインプットされているからです。
とても便利な脳ですが馬鹿です。実際にあった事と、想像上の事の、区別がつきません。例えば梅干を見ただけで唾液が出る。嫌な話を聞くと自分も嫌な気分になる。
自分が癖でどのように思考しているかによって、思考した情報は脳にインプットされて、脳は自動的に思考した内容と同じ状態に近づけようとします。
身近な人の病気の話を聞いたとします。自分が同じ病気になったらどうしよう、と思考すると、脳はその想像に従って病気を作り出そうとします。その病気について知れば知るほどに、対策を立てれば立てるほどに、脳はその病気を受けれてしまいます。
今、自分の状況を見て幸せか、不幸せかを決めるのは自分自身に過ぎません。
ヘンリー・フォードの言葉は、自分が思ったとおりになるということです。出来ると思った事はできるし、出来ないと思った事はできない。そのとおりになるという事です。
「もうこんな歳だから」
「お金さえあれば」
「もっと政治が良ければ」
もし、そう思っていれば、その状況が続くだけです。自分が必ずその状況を見つけ出し、その状態になります。
自分が「こういう人間である」と思った事は、脳が勝手に、そのように実現してしまいます。
↓ 人生はシンプル
↓ 都合の良い事を思う癖をつけてしまえば、都合のいいことが起きます。
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天才 -2 [イメージトレーニング方法3]
シダックスの監督就任後わずか数ヶ月で社会人野球ベーブルース大会で全国制覇。その後、都市対抗野球で準優勝、社会人野球では異例の東京ドームが満員札止。2004年には日本が勝てなかったキューバの五輪金メダルチームに練習試合で完勝。
ところがこのシダックス。専用のグラウンドがありませんでした。調布の工場の原っぱで練習をするという状況。
普通に考えたら、デコボコのグラウンドでは強いチームを作る事はできません。まっ平らなグラウンドと比べて、ボールの跳ね方、転がり方が違います。
高校野球の強豪チームは、予選の決勝戦が行われる球場を借りて練習をすることがあります。甲子園に行くために、決勝戦を行うグラウンドの状態を知るためです。バントしたボールがファールのライン際で切れるか切れないか等、を知るために球場を借り切ります。
社会人野球のトーナメントでも、高校野球でも、負けたら終わり。次に勝てばいいという戦略的な考え方はできません。グラウンドはとても重要な要素です。
私が野村さんのラジオを聞いたのは7年前。就任後の秋のラジオでのインタビューでした。
「まともなグラウンドもないと、良い選手が来てくれないんですよ。シダックスに行ったってまともな練習が出来ないからうちに来い、と競合他社チームに誘われたら皆そっちに行っちゃうんです」
「シダックスの練習場は少年野球と兼用で、少年野球が優先。学校が終わって少年チームが来ると、グラウンドを明け渡さないといけない。」
「打撃練習をすると、パワーがあるからボールがグラウンドの外に出てしまう。そうすると苦情が来るんです。危ないからやめてくれってね。」
野村さんは、「だから勝てない」「だから優勝なんて出来るはずが無い」なんて事は一言も言いませんでした。シダックスの快進撃は前述したとおりです。
多くの人は、「もうこんな歳だから」「お金さえあれば」「もっと政治が良ければ」等と思いがちです。
「現状が違っていればいいのに」と不満に思っていれば、その不満の状況が、また現れてくるだけです。
自分に与えられた状況で、自分の人生が左右されるのであれば、「もっと良いグラウンドが無ければ」「もっと練習時間が無ければ」「もっといい人材が揃っていなければ」、野村監督はシダックスで勝ち上がる事はできなかったはずです。
↓ 自分の自己像は、自分が作っています。
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